ハンガリーのピアノ教本①
ハンガリーのピアノ教本を紹介します。
(1991年から1995年まで、世界的に有名なハンガリーの音楽メソード「コダーイ・メソード」とピアノ教育について学びに、首都ブタペストに留学していました)
「zongora iskola」
「ゾンゴラ イシュコラ」と読みます。直訳すると「ピアノの学校」です。
ハンガリーでピアノを始める子供たちは、ほぼ全員この教則本を使用します。
日本のように、毎年ぞくぞくと新しいピアノ教則本が出版されるということはありませんし、どの教則本を選ぼうかと先生が頭を悩ますこともありません。
ハンガリーでは自国の民俗音楽をとても大切にしていて、子供たちは自国のわらべうたを歌い、わらべうたで遊んで育ちます。
日本で言えば「かごめかごめ」や「花いちもんめ」などですね(私が小学生の頃は、学校の休み時間に校庭で「花いちもんめ」で遊んだ記憶がありますが、今の子は遊ばないでしょうね)
「ゾンゴラ イシュコラ」には、ハンガリーの子供たちが慣れ親しんだわらべうたのメロディーがたくさん載っています。
その中でも一番シンプルな「ド」と「レ」だけで歌えるわらべうたをピアノで弾くことから、ハンガリーのピアノレッスンはスタートします。
〜つづく〜
〜中川ピアノ教室〜
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