黒鍵を理解する。

「メリーさんのひつじ」や「キラキラ星」の伴奏を基本的な3種類の和音の形で弾き、そしてそれを移調して弾くことで鍵盤の距離感というか指の開き具合を指に覚え込ませる練習を続けていますが、和音に黒鍵が含まれると途端にあやふやになる生徒さんが少なくありません。

つまりシャープとフラットの認識が曖昧というわけです。

初中級レベルの曲ですと、シャープで2コ、フラットも2コまでの曲が多いと思いますが、もう少しレベルが進みショパンのワルツやノクターンを弾きたいのであればフラット3コや4コの楽譜もすらすら読めなければなりません。ファのシャープとドのシャープ、シのフラットとミのフラットの黒鍵はわかりやすいのですが、それ以外の例えばラのフラットやレのシャープになると、指が迷っている生徒さんが多いです。

そこで、こんな風にマグネットで説明することにしました。「ミッキーの耳?」と生徒さんの反応は良し(笑

白鍵の右上にある黒鍵はシャープ、左上の黒鍵フラットというここまでの理解はしてもらえるのですが、ややこしいのは臨時記号でシャープが付く場合、黒鍵は右上に位置するのにシャープ#の記号は音符の右側ではなく音符の左側につくということ。

そこで、次はこんな風な練習をすることにしました。

ランダムに並べたマグネットの左側にシャープ#とフラットbのマグネットを置いて、さあ、正しい黒鍵を探せるかな?