運指の練習
基本的に右手ではメロディーを弾く事が多いですが、小さな生徒さんがよりなめらかに指を動かすためのおすすめの練習があります。
使用する楽譜はKMP出版さんのこちらです。
生徒さんが良く知っている童謡や、どこかで聞いたことのある名曲のひと部分がハ長調でたくさん載っています。
例えば「どんぐりころころ」は音域が1オクターブあり、初心者の生徒さんが5本指で弾くにはかなり難しいです。
そこで、まずは「鍵盤探しをしよう」と言って、右手の2の指一本でメロディーを弾かせます。
このとき注意するのはリズムを正確に、そして拍を一定に保つこと。
これがクリア出来たら、次の課題は「5本指でなめらかに弾いてみよう」です。
鍵盤はもうどこを押さえればいいのかあらかじめ解っているので、楽譜に書かれた指番号に集中することが出来ます。
この練習を三曲ほど続けたIちゃん、本人自身も驚くほど指がスムーズに動くようになりました。
メロディーがなめらかに弾けるようになったら左手で簡単な伴奏をつけて弾いてみてもいい勉強になると思います。
ピアノの上達は「習うより慣れろ」です。
ピアノに触れる時間を少しでも多く作ってほしいです。