ハンガリーの民俗楽器ツィンバロン編②

〜前回からの続きです〜

 

ハンガリーの首都ブタペストでの留学生活も軌道に乗り始めたころ、音楽教育家のヘルガ先生にお会いする機会がありました。

そのとき、「ツィンバロンに興味があるんです、ハーリ・ヤーノシュを聞いていい音色だなって思って。どこかで習えますか?」・・・と話したところ、なんと「それなら私の教え子がツィンバロンの先生をしているから紹介するわ」ということになりました。

あれよあれよと話が進み、その方のお姉さんがツィンバロンを教えてくれることになりました。

お姉さんの名前はファービアン・マールタといい、ハンガリーを代表するプロのツィンバロン奏者ということがわかったのは、後になってから。
「ファービアン・マールタにツィンバロンを習い始めた」と知り合いのハンガリー人に話すと「えっ、ファービアン・マールタに!?」と誰もが驚くほどのスペシャルな音楽家だったのでした。

今まで弟子をとったことがない方なのに、日本人の女の子がツィンバロンを習いたいという話を面白がって、「じゃあ、私がレッスンしてあげるわ」ということになったらしいのでした。

何度かお宅にレッスンに通ううち、私とツィンバロンの相性も良かったのかマールタもびっくりするほどの上達ぶり。

それから毎週土曜日の午後はマールタの家でツィンバロンを弾いたり、二匹の猫と遊んだり、お茶をごちそうになったりして過ごすことになりました。

 

ツィンバロンは、横に張られた金属の弦をスティックで叩いて演奏します。音の並び順が特殊で、それを覚えるのにひと苦労しました。

華やかだけど深みのある音色はとても素敵です。

写真

家でも練習出来るようにと小さめのツィンバロンもマールタが探してくれて、なんだか本格的に習うことになってしまったのでした。

 

〜つづく〜

 

 

〜中川ピアノ教室〜

千葉市花見川区作新台二丁目(八千代台駅より徒歩15分)

無料体験レッスン受付中です。

ハンガリーの民俗楽器ツィンバロン編②” に対して1件のコメントがあります。

  1. 中島英子 より:

    はじめまして
    ごめんなさい。楽器を習いたいのではなく、年末に娘夫婦がハワイから来る時に旦那さん〔ハンガリーの人)のお母さんとお兄さんも来るので、絵手紙にハンガリー語でメッセージを書きたいと思っていますが困ってます。

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