4匹のヘビ?
ピアノのレベルが上がってくると、ハーモニーを「横に聴きながら」弾くことが求められます。
楽譜に和音が出てくると音を「縦に揃える」ことに気を取られがちですが、それぞれのパートの音を横に聴くことでメロディーや対旋律の美しい流れに気がつくことが出来ます。
では、そのためにはどんな練習がいいのかなぁとアンテナを張っていたところ、四声のハーモニー聴音の課題集をやればいいのではと気がつきました。
さっそくソルフェージュ専門教室ラソラの吉田先生にお勧めのテキストを教えて頂き購入したのが「和声聴音627問」という問題集です。
楽譜を拡大コピーし、ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、バスを色分けしてみました。こうすることで横の流れが見やすくなります。色分けするとまるで4匹のヘビのようですw
さらに色分けすることで和音の種類が識別しやすくなり、この形はメゾを2の指で、この形の時は3の指、この場合はソプラノを4の指で。。。と説明すると、すんなり理解してくれました。そして、アルトだけを歌いながら弾いてみたり、「頑張ってメゾソプラノの音を耳でキャッチしてみて」と言って弾いて聞かせたりを繰り返します。
各声部を横に意識して弾けるようになったら、チャーチオルガンの音色で弾いてみます。気分はヨーロッパの教会の中!ヨーロッパの大きな教会にはパイプオルガンが設置されており、その荘厳な響きはそれは見事です。
またアルトの音を裏拍で弾くと合唱の伴奏風にもなり、これがマスター出来ていれば合唱コンクールの伴奏の譜読みもスピードアップするはず(^^)