音符読みのコツは「うずまきのソ」
どうすれば文字を読むように音符をスラスラ読めるようになるだろう?とずっと考えています。
音符を色で塗り分けたり、音符カードを使ってゲームをしたり、プリントをこなしたり、今時はアプリを使ったりと色々な方法がありますが、覚えるには個人差がありますね。
音符を読む力は一度覚えてしまえば、一生使える大きな知的財産ですので、なんとか音符にふりがなを振らなくても読めるようになって欲しい。。。とあの手この手を使って、この生徒さんにはどのアプローチが有効だろう?と頭を悩ませながらレッスン内容を組み立て教材を選んでいます。
まずはこれだけは絶対覚えてほしいのが、「うずまきのソ」と「てんてんのファ」です。「まんなかのド」は誰でも簡単に覚えられると思いますが、その次に覚えてほしいのが「ト音記号第2線のソ」と、「ヘ音記号第4線のファ」です。
「ト音記号第2線のソ」と「ヘ音記号第4線のファ」と言うより、「うずまきのソ」「てんてんのファ」と言った方が小さな生徒さんにも記憶に残る(これが大事!)ようで、「ソ」と「ファ」が解ればその音符を基準にして上下の音を辿ることが出来ます。
少し大きな生徒さんは加線の音符の読み方を習いますが、「ト音記号上第2線のド」は「線2本は2番目のド」と覚えます。どういうことかというと、2本の加線のついた音符は、真ん中のドから見て2つめ(2オクターブ)のドと言う意味です。ついでに3本の加線のついた「ト音記号上第3線」の音符は「線が3つのミ」と覚えます。大きな生徒さんなら、この基準の音さえ覚えてしまえば高音域の音符はほぼマスター出来ます。
教え方の工夫次第で、生徒さんがどんどん音符が読めるようになるのは、教える立場としてはとても嬉しいことでやりがいがあります。