鍵盤感覚
鍵盤感覚とは聞き慣れない言葉ですが、ふたつの音を鍵盤で弾いた時の距離感のことです。
「ドーレ」はとなり、「ドーミ」は鍵盤一個抜かし、「ドーファ」は二個抜かしですね。
これがまだわかっていない小さな生徒さんが「きらきら星」を弾くと、まず出だしでつまずきます^^;
「ドードーソーソー」のソがどこの鍵盤かわからないわけです。果敢に何回もチャレンジして、まぐれで「ソ」の鍵盤を押すことが出来ればラッキー状態です。
こういうときは、ドとソの間にいくつ鍵盤があるか一緒に「確かめ」ます。答えは「3つ」ですね。それがわかれば「きらきら星」が最後まですらすら弾けることに気がつくと大喜び(可愛いですね)
このようにメロディーがすらすら滑らかに弾けない原因のひとつに、次の鍵盤がどこかわからず指が迷子になっている場合があります。
ピアノを弾くときは、指が勝手に動いているのではなく、常に「頭(脳)」で次の鍵盤の場所を判断しているから弾けるのです。その時に鍵盤感覚があるとミスタッチがぐんと減ります。一個抜かしなのか2個抜かしなのか、ぜひ考えながら弾いてみて下さい。