超絶技巧=適当???
4月に行われる発表会への意識を徐々に高めていけるように、プログラム一覧を教室の壁に貼り出しています。
自分は何番目に弾くのかな?お友達は何を弾くのかな?と、生徒のみんな興味を持ってくれました。
プログラムの最後に私も演奏します。
「え、先生も弾くの?」
「弾くよー。きらきら星を弾くんだ〜」
「え、きらきら星って、あれを弾くの???」
「そう、あのきらきら星」
今やピアノ界の大スターとも言えるかてぃんさん(角野隼斗さん)作曲の「七つのレベルのきらきら星変奏曲」です。シンプルなきらきら星のテーマがどんどんレベルアップしていくとてもワクワクする変奏曲です。
「聴きたい〜!弾いて弾いて〜!」と言われれば弾かないわけにはいきませんw
隣りに座ってもらって、一曲一曲簡単に解説しながら弾き始めたところ。。。
「先生〜、このピアノには音を変えるボタンがないのに、なんでそんなに途中で音(音色)が変わるの?」
うわぁ、とってもいい気付きですね!(音色を変えるために指先をめちゃくちゃコントロールしています。指先のコントロールは脳を使います)
レベルが進み、曲の後半は超絶技巧の連続です。
「うわ、左手の動きヤバい!先生〜、それ絶対適当に弾いてるでしょ?」(いやいや、ちゃんと音符通り弾いていますよ。めちゃくちゃ練習しました(^_^;)
この子どもらしい素直な驚きの感性を大事に伸ばしてあげたいなぁと思いました(^^)
ちなみに、「適当に弾いているように見えた」のであれば、それは私にとっては最高の誉め言葉です。
プロのピアニストがピアノを弾いている手元は時に、本当にただ鍵盤を適当に(?)撫でているだけのように見えますから。