谷川俊太郎さんのことばあそびうた
だいたい1ヶ月単位で、「ヘ音記号の読み方」「加線音符の読み方」。。。など、テーマを決めてソルフェージュの時間を取っています。
9月は「リズムに乗る」感覚を感じてもらうため、教材に谷川俊太郎さんの「ことばあそびうた」を使用しました。
文字だけが並んでいる真っ白な紙を見て、生徒さんは「これ何???」
「かっぱって知ってるかな?身体が緑色で川に住んでて。。。」
「あっ、知ってる!頭の上にお皿があって、キュウリが好きなんだよね!」
「そうそう。そのかっぱさんが、何かを盗みました。かっぱらったって言うのは、盗みましたっていう意味」
「えー、どろぼうじゃん」
「そうだねぇ。何を盗んだかというとラッパを盗みました。ラッパっていうのは。。。。」
。。。。と単語の意味をひとつひとつ色を塗りながら、解説します。
さて、ここまでは前振りで、ここから本題です。
文章として読む読み方と、リズミカルに読む読み方の違いを聞いてもらいます。
まだ口が回らない小さい生徒さんは4分の3拍子を、少し大きな生徒さんは三連符を感じながら読む練習をします。
お手玉を左右でキャッチボールしながらでもいいですし、縄跳びでぴょんぴょん飛ぶイメージを持ちながらでもいいと思います。
国語の教科書に載っていた、と教えてくれた生徒さん、学校の授業でやった時はいまいちわからなかったそうですが、「こうやって分析して、意味がわかったら、面白い〜」と言いました。
音楽のメロディーも、メロディーの中に小さなモチーフ(=単語)を見つけることが出来れば、もっと楽しくなってくるはずです。