譜読みとは
新しい楽譜を読むことを「譜読み」と言いますが、実際どんなことを楽譜から読み取ればいいのか想像出来る人(音楽の勉強をしたことのない人で)はもしかしたら少ないかもしれません。
音符とリズムと指使いが基本中の基本ですが、元の楽譜はこちら。
これだけ見て初見でスラスラ弾ける人はかなりのレベルだと思います。
レッスンでは下のように指番号や、音型、ポジションの移動などの書き込みをして生徒さんと一緒に譜読みをしながら解説をします。書かれた指使いには理由があり、その理由を頭で理解することが大切です。
理解出来たらスラスラ弾けるようになるまで、自宅で繰り返し練習をしてもらいます。目安としては最低100回でしょうか(多いと感じますか?)
スラスラと弾けるようになったら、実はここがスタート地点です。
ひとつひとつの音符の意味合い、始まりの音なのか(柔らかく始まるのか、力強く始まるのか?)気持ちが高まった頂点の音なのか、などなど、それぞれの音符の役割を考えてそれにふさわしい音色をイメージして、指先のタッチの仕方や腕の脱力の使い方を考える。。。練習は頭を使ってするものです。ピアノが脳にいいという理由はそういうことだからだと思いますが、ここに辿り着くまでは長い長い道のりです。