発表会2019が終了しました。

昨日、八千代市市民会館にて開催した発表会、無事に終了致しました。

今まででいちばん大きな会場なのに、たったひとりで舞台へと歩み出し、ライトを浴びてピアノを演奏する生徒さんの勇気と度胸に本当に感心しました。しかも午前中に一度会場に来て全曲通して弾き、午後にまた出直して本番というハードスケジュール、緊張する気持ちのコントロールも非常に難しかったと思うのですが、生徒の皆さん、本当に立派でした。

全体を通しても非常に安定した質の良い発表会だったと我ながら思うのですが、その理由のひとつは生徒さんの演奏のテンポが安定していたこと。緊張すると途中からテンポが速くなってしまいがちなのですが、それがほとんどなかったのはちょっと驚くくらいでした。生徒さんに嫌がられるくらい(笑)メトロノームのゆっくりテンポの練習をしたことで、緊張はしても平常心(=一定の演奏テンポ)を保っていられたのではと思っています。

ふたつめは、演奏が大きく崩れる生徒さんがいなかったこと。本番でミスのない100%の演奏が出来ることは、実は奇跡に近いことだったりします(逆にミスはないけれどつまらない演奏というのもあったりするので、音楽って難しいですね)問題はミスをした時に、焦らず演奏を立て直せるかどうかです。ミスをしたことで集中力が途切れてしまったり、演奏がヨレヨレになってなんとか最後まで辿り着くという話は良く聞くことなのですが、それもほとんどありませんでした。舞台が始まったら『The Show Must Go On』何があっても最後まで諦めずにやり遂げる強い気持ちが必要なのですが、今回の発表会では生徒さんの演奏に対する強い意志を感じました。

みっつめは、会場の雰囲気がとても良かったこと。生徒さんのお辞儀も品が良く丁寧で(たかがお辞儀されどお辞儀、いっぱい練習しましたね)それだけで雰囲気がワンランク上がるのですが、聞いてくださる客席もとても静かで温かい雰囲気だったように思いました。会場の送迎、衣装の準備、ビデオ撮影など保護者の皆さまにも朝から気苦労をかけてしまったと思われるのですが、温かく見守って下さり本当に感謝のひとことです。

舞台が大きいと裏方も人手が要りようだということも今回学びました。控え室で生徒さんの順番のチェックと演奏後の保護者への引き渡しなど安全面をチェックして下さったIさん、MCを毎年引き受けてくれるKさんは朝早くから来て会場設営、お花屋さんへの支払い、会館のスタッフとの機材関係の打ち合わせなど細々したことでとてもお世話になりました。鈴木先生のご主人も朝早くから来ていただき力仕事を手伝って頂きました(ピアノ椅子や脚台は思った以上に重たいのです)

たくさんの方々のお力添えで、とても良い発表会となったことを心より感謝致します。

本当にどうもありがとうございました。

大きなイベントが終わりほっとひと息ですがこれもひとつの通過点、まだまだ音楽の道は先へ続きます。

 

 

 

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