爽快!
台風、雷、急な気温の変化、と落ち着かない日々が続いていますが、なんとなくお疲れモードでレッスンに来たB君。少しでも気持ちを上げてもらおうと、ピアノの大蓋を全開にしました。
ピアノの中に張られた弦に興味がありそうだったので、こんな実験をしてみました。2枚重ねのティッシュを1枚にはいで、弦の上にふわりと置き、クラスター音を思いっきり鳴らすとティッシュがふわふわと震えます。ティッシュの上にそっと手のひらを乗せるとビリビリと振動しているのが体感できます。
ピアノの音って針金が震えて出るんだ・・・ということがわかったところで、レッスン開始。
曲の最後を華やかに締めくくる速いパッセージがどうも決まらないのが本人も不満らしく、そんな時はメトロノームの登場です。
超スローテンポの70に設定して弾いてもらうと「うわ、弾きにくい!」
弾きにくいのは指がコントロールされていないからなので、筋トレだと思って我慢して弾いて貰います。
「はい、それじゃ73で」「それじゃ77」「んー、82でどう?」。。。と少しずつ少しずつテンポを上げていくことで指のコントロールが出来るようになります。やっと辿り着いた120のテンポ(具体的に数字を知らせるのがポイント)
指の動きが滑らかになったのを感じたのか「最初から弾いてみる!!」と言い、さぁ、最後のパッセージ、決まるか・・・・見事に弾き切り、弾き終わったB君、ドヤ顔で「爽快〜〜!!」
実際、とても見事に弾けました。
「こんなに効果があるなら、家でもメトロノームで練習しないわけにはいかないね!」と本人談。
お疲れモードもどこへやら、笑顔で今日のレッスン終了しました。