楽譜選び
普段レッスンで使用する生徒さんの楽譜ですが、私がまとめてネットで購入することがほとんどです。
私が子どもの頃は、先生から「ウィーン原典版のベートーベンの変奏曲集を」「ヘンレ版のモーツァルトのソナタ集を」などと指示があり、会社帰りの父親が銀座のヤマハ店で楽譜を探してきてくれました。一冊の中の一曲しか使わない楽譜もあり、また同じ曲でも出版社が違えば編集や五線の読みやすさが違うので、気がつけば300冊以上の楽譜を持っています。
日本の主な楽譜出版社は「春秋社」「音楽之友社」「全音」などですが、ベートーベンならドイツの出版社「ヘンレ版」、ショパンの楽譜なら「パデレフスキー版」がいい・・・などなど楽譜もこだわると面白いです。
生徒さんには楽譜をコピーして渡す事も多いのですが、いちど楽器店で弾きたい曲の楽譜を探してみてほしいなぁとも思います。
でも、例えばディズニーの「◯◯」が弾きたい!と思っても、いろいろな版がありすぎて選べないかもしれません。難易度によってアレンジも違いますし、編曲のセンスも実はいろいろで「カッコいい!」というアレンジもあれば、「うーん、これイマイチ」というアレンジも残念ながらあるのです。もし、レッスン以外に遊びで弾くのにどんな楽譜がいいのかわからない場合は、私に聞いてもらえると選び方のアドバイスやおすすめの楽譜をお教えすることが出来ると思います。お気に入りの楽譜が一冊ずつ増えていくのは、とっても嬉しいことです。お誕生日やクリスマスのプレゼントに楽譜を一冊・・・なんていかがでしょうか?
さて、昨日はおさらい会で使用する楽譜を探しに楽器店に行きました。壁一面に楽譜がズラリと並び、ワクワクします。面白そうな楽譜がたくさんあって、迷わず大人買いしてしまいました(あ〜、幸せだ〜)
春のおさらい会は生徒さんに弾きたい曲を探して選んでもらうところから始めます。ジャンルや難易度もさまざまな曲集を揃えたので、たくさんの楽譜をめくりつつ、曲を選ぶ楽しさをたっぷりと味わってほしいと思います。