曲の分析

新しい曲を弾く場合、まず「分析」することをお勧めします。分析することで全体の構成が見えてきます。全体の構成を把握することで譜読みの精神的な負担も軽減しますし、練習も効率よく出来ると思います。

クラシックの楽譜には書かれてはいませんが、ポップスや合唱の伴奏楽譜には楽譜に下記のようなことが書かれていると思います。

【イントロ】ー【A】ー【B】ー【C】ー【D】・・・ー【CODA】

曲によっても多少違いますが、それぞれの区切りが大体8小節毎であることが多いです。

そして、それぞれを比べてAとBが同じであったり、AとCが同じであったりすることに気がつけるといいですね。

全く同じ場合もあれば、メロディは同じだけど伴奏のパターンが違うとか、8小節のうち前半4小節は同じだけど後半4小節は違うなど、同じところ違うところをもう少し詳しく観察して分析します。

低学年の生徒さんの曲は全体で24小節(8小節×3)くらいだったり、もっと小さな生徒さんの場合、8小節(2小節×4)くらいだったりもします。

蛍光ペンで区切りのラインを引きそれぞれリズム的観点から比べたりドレミで歌ったりして比べるのですが、楽譜を見ただけで「あー!見つけた!こことここ同じ!」とまるで間違い探しゲームのように楽しんいる生徒さんもいて、譜読みの力がついてきたのを感じて嬉しくなります。

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