名曲の力

生徒さんの上達の頃合いを見て、ピアノの名曲「エリーゼのために」をレッスンの課題曲にしています。

コツコツ頑張って全曲仕上げる大きな生徒さんもいますし、出だしの主題部分だけを弾く小さな生徒さんもいます。この曲で初めてペダルを使う生徒さんもいます。

正しい指使い、正しいリズム(8分の3拍子という少し珍しい拍子です)で弾けたら、そこから「音色」を作ります。

エリーゼって誰?から始まり、かの有名な出だしの部分は右手がエリーゼさんで、左手がベートーヴェンの会話になっているみたいでしょう?と話します。

それじゃぁ、ふたりはいったいどんな感じで話していると思う?明るく楽しい感じかな?違うよね。

今日のレッスンでは4年生のA君がとても心を込めた弾き方をして驚きました。腕の脱力もとても上手になりました。

A君の「この曲が弾きたい!」という気持ちが伝わってきます。これはやはり名曲の持つ力ですね。

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