指揮をしてみよう♪
最近のレッスンで「パプリカ」や「炭治郎のうた」のメロディー楽譜の分析をしているのですが、「指揮をしながら歌ってみましょう」というとほとんどの生徒さんが楽しそうに腕を振っていました。
そこで、私が音大生の時に指揮法のクラスで使っていた古い指揮棒を取り出してきて、「これ、本物の指揮者の棒だよ。使ってみる?」と言うとみんな興味深そうに指揮棒を振ってノリノリでした。
思った以上に指揮に興味がありそうなので「本物の指揮者を見たことある?YouTubeで一緒に観てみようか」と言って、たぶんどこかで聞いたことがあるであろうブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」を一緒に鑑賞しました。
まず指揮の形が一定でないことに生徒さんは驚いていたのですが「その理由はわかるよね?」「音の大きさ?」「そうだね。あとは?」「速くなったり遅くなったり?」「うんうん、そうだね!」
音の強弱やテンポの揺れも指揮者の身振りを視覚的に観ることで実感出来たようです。視覚で確認することは理解を深めます。確かに「リタルダンド:だんだんゆっくり」と言ってもなかなか子供たちには伝わってなかったかもなぁと反省。
何かもっと参考になるオーケストラの動画はないかなぁと探し始めたら、小澤征爾先生やカラヤンなど、昔の貴重な動画が次から次へと出てきて思わず見入ってしまいました。同じ曲でも指揮者が違うと全く別の音楽のようです。
指揮は全身を使って音楽を表現するので、YouTube動画に合わせて指揮を真似してみることはピアノの表現力アップにも繋がりそうです。