メロディー楽譜を使って

柏でソルフェージュ専門の教室を運営しているY先生が、リコーダーのレッスンで使うというメロディー楽譜を自作して、そのデータを送って下さいました。人気の「パプリカ」と「炭治郎のうた」の2曲です。

メロディー楽譜とは、メロディーのみが書かれた1段の楽譜です(ピアノの楽譜は大譜表といって、ト音記号譜とヘ音記号譜が2段になっています)

メロディーと歌詞のみが書かれたシンプルな楽譜ですが、シンプルだからこそレッスンで大活躍します。最初から強弱記号やコードが記載されている楽譜は、生徒さんのレベルによってはどれが必要な情報なのかわからず、ただの視覚的ノイズになっている場合があります。

では、このシンプルなメロディー譜をレッスンでどう使うかと言いますと、例えば小さな生徒さんは、「楽譜からドがいくつあるか数えてみよう!」とドレミの各音を楽譜から探し出す練習に(年齢によっては拡大コピーをします)

少し大きな生徒さんは、歌詞を読みながらスラーを書き入れる練習をしました。単語や文章の区切りとスラーの切れ目、そしてその切れ目が自然なブレスの場所と一致するということに気がついてくれればOKです。

スラーが書き込めたらアウフタクトの音を探すのも良い練習です。歌詞が書いてあるので、アウフタクトの意味もすんなり理解してくれました。曲中に出てくる臨時記号と調子記号の違いの説明もしました。頭で理解してくれる年齢になると、レッスンもスムーズに進みます(^^)

もう少し大きな生徒さんは、この楽譜に必要な指使いを自分で書き込む作業をします。教わるばかりではなく、自分で考える、自分の手を動かす・・・とても大事なことです。

 

楽譜を快く提供して下さったY先生、どうもありがとうございました!

Y先生の運営するソルフェージュ教室はこちらです→ソルフェージュ教室「ラソラ」