ポジティブ思考がいいとは限らない

自粛期間中、たくさんのYouTube動画を観ました。ピアノ演奏の動画、解説動画はもちろんですが、ビジネス系YouTuber、教育系YouTuberの動画もとても参考になります。

最近、見始めて学ぶところが多いのが男性保育士「てぃ先生」のYouTube動画です。

小さなお子さんの様々な「困った」行動を解決するヒントを、お父さんお母さんに向けて「てぃ先生」が保育士の立場からアドバイスする動画なのですが、子どものこの行動は脳科学的にはこうなのですよ。。。という解説がとても説得力があり、「あぁ、この話を20年前に知りたかった。育児をやり直したい。。。」と思うほどです。

 

気になった話はノートにメモをしているのですが、昨日観た動画は、子どもによってはポジティブな励ましの言葉かけが必ずしもいいとは限らないという内容でした。

私自身はポジティブ思考の持ち主なのですが、全ての人がいつもポジティブであるわけではなく、時にはネガティブ思考、マイナス志向に落ち入ることももちろんあると思います。

「やりたくない」「出来ない」と挑戦を尻込みしてしまう子どもの心理について「てぃ先生」がわかりやすく解説してくれて、その上でそういった場合はどういう言葉かけをすればいいかをアドバイスしてくれるのですが、これがものすごく腑に落ちました。

「がんばればきっと出来るよ!」「次は絶対出来るよ!」と、こちらが励ましているつもりが実は子どもに過度なプレッシャーを与えている→「もし失敗したらどうしよう」→「失敗したくない」→「挑戦するのをやめよう」。。。この心理はわかるような気がします。

では、どういった言葉かけが有効かというと「これ、難しいんだよねぇ」「これ、大人でも失敗しちゃうことあるんだよねぇ」と言った言葉なのだそうです。こう言った言葉をかけることで「そうか、これは大人でも難しいことなんだ」→「それじゃ、僕(私)が出来なくても大丈夫なんだ」。。。こう思うことで失敗を恐れなくてもいいという安心感が生まれ、そして「上手くやらなくちゃ」というプレッシャーが外れることで頑張ってみようというモチベーションに繋がるのだそうです。

 

言葉かけひとつで子どものやる気を引き出したり、逆にプレッシャーを与えてしまってるとしたら・・・子どもに携わる仕事をしている者として心に留めておきたいと思える動画でした。

「てぃ先生」の動画はこちらです↓「てぃ先生」の爽やかな笑顔に元気も貰えます(^^)