ピアノ伴奏楽譜の下準備
小学校や中学校で行われる音楽発表会や合唱コンクール、卒業式、そして卒業式の他にも卒業生を送る会で歌う合唱などなど、今年度は年間を通してピアノ伴奏の指導をすることが多い年でした。
数えてみたらなんと11人の生徒さんがピアノ伴奏を経験しました。今までで最多です。
おかげで合唱の伴奏譜の下準備がずいぶん手際良く出来る様になりました。
伴奏楽譜は合唱部分とピアノ伴奏部分からなるのですが、大体一曲6〜8ページくらいでしょうか?そうすると弾きながら何回も譜めくりをしなければならず、練習中はこれが地味に面倒です。特に合唱曲は途中から最初に戻って2番の歌詞を歌い、また2番の途中から最後のコーダに飛んだりするので、両手で演奏しながら楽譜を行きつ戻りつめくるのはまず不可能なのです。
そこでピアノ伴奏部分だけをカットして貼り付けるとだいたい4ページに収まることが多く、これなら譜面台に広げて全体が見渡すことができます。
伴奏楽譜は通常の楽譜よりも五線の間隔が狭く音符がそれこそゴマ粒のようなので、低学年の生徒さんには拡大コピーをして渡すこともあります。
そして最近使いはじめて便利に感じているのが蛍光ペンです。あまり鮮やかすぎると目がチカチカするのでパステル系を使っているのですが、曲の構成を分析して説明するときに使っています。(低学年の生徒さんにとってはこの蛍光ペンがかなり気になる存在のようで何かと使いたがります(笑
「分析」という言葉も生徒さんに馴染んできたようで「さぁ、次の新しい曲はこれにしましょう」と言うと「それじゃ、始めに分析だね!」と言いいながら「この色がいいなぁ」と好きな蛍光ペンの色を選ぶ生徒さんもいます。