【指示はひとつ】

【指示はひとつでいい。ふたつだと迷う。みっつだとひとつ忘れる】

プロ野球の故野村克也監督の言葉が少し前の新聞に紹介されていて、ものすごく耳が痛い思いをしました。

「これが出来たなら、それじゃあれも。。。」とついつい欲張って生徒さんに次のレベルの要求や、宿題を多く出してしまうことが少なくありません。

まずは目の前の課題を「確実に」ひとつだけ。ピアノを弾く楽しさを少しでも早くという思いは指導者にもあって、ついついあれもこれもといっぺんに指示を出してしまいがちですが、特に導入期の生徒さんやスローペースの生徒さんと接するときに心に留めておかなければと思いました。

野村監督の代表的な名言のひとつに「負けに不思議の負けはなし」もありますが、これもどこかピアノに相通ずるものがありますね。