「ドレミ」は縦か横か?
結論から言いますと、「ドレミ」は縦でもあり横でもあります。
音の高さでいうと下から上に向かってド・レ・ミ・・・と縦に高くなっていきます。
が、ピアノの鍵盤上ではド・レ・ミ・・・と左から右へ順に音が高くなっていきます。
教える側から言いますと当たり前すぎることなのですが、ピアノを習い始めたばかりの小さいこどもの場合、このことが何の違和感もなくすっと納得出来る生徒さんとひっかかってしまう生徒さんがいます。ここをクリアすることでレッスンの進み具合が全く違ってくるので、じっくり時間をかけます。
少し進んだ小学生の生徒さんには「和音カード」を使って説明します。
縦に3つ並んだ和音の音符は横に倒して考えてみて・・・と、ゆっくり説明するとわかってもらえる場合が多いです。
ピアノって難しいなぁ、教えるって難しいなぁとつくづく思うのですが、あれこれ考えた新しいアプローチ方法をレッスンで試してみて、生徒さんの顔が納得の表情に変わると、心の中で「やった!」とガッツポーズを取りたくなります。