ワルツを「弾く」?「踊る」?

この夏から、バレエ教室に通っています。ハイ、全くの初心者です!!(爆

最初は、あまりの運動不足と体力の無さに一念発起して、スポーツクラブのヨガクラスにしばらく通っていました。足の裏から大地の気を感じるといいますか、じっくりと身体の内面の声に耳を傾けるといいますか、ヨガも好きです(上手なポーズは全くとれませんが)

が、スポーツクラブのGWのイベントで「超初心者向けバレエ」のクラスが開かれると聞いて、なぜかふらふらとそのクラスに参加してしまったのが、コトノオコリ。教えて下さる先生のスタイルの良さと姿勢の良さ、そしておじぎの美しさにまず「ほ〜」と感動してしまいました。

ストレッチのあと、レッスンバーに手を添え(しがみつき?)、ピアノの調べに合わせてバレエの基礎である動きを見よう見まねでこなしたあと、バーを片付けてのセンターレッスン。これは、数フレーズの音楽に合わせてステップを踏む練習です。これも見よう見まねでドタバタとステップを踏み、最後にくるりと回転してポーズ。。。を取ったところで、ピアノの調べ(←これ重要ポイント!)に合わせて身体を動かすのがこんなに楽しいとは!と驚きの新発見をしてしまったのでした。

バレエを観るのはもともと好きで、学生時代はよく東京文化会館などに海外のバレエ団の公演を観に行っていました。衣装は綺麗で舞台を観ても楽しめるし、しかもオーケストラの生演奏も聴けるしと、なんだかお得感もあります。でも、自分が踊るなんて発想は全くなかったし、自分の娘にバレエを習わせる発想もありませんでした。人生わからないものです(笑

スポーツクラブのバレエクラスは経験者のおばさま方でいっぱいだったので、近所に出来たばかりのバレエスタジオに通う事にしました。やるからには、基礎からきちんと習いたいですからね。

 

習い始めてまだ十数回ですが、一言でいうと「キツイ!」だけど「楽しい!!」

バレエというと優雅にひらひら〜、くるくる〜というイメージでしたが、美しい動きは地道な筋力トレーニングと全身のすみずみまで行き届く繊細な神経の賜物ということがまずわかりました。それから左右対称に同じステップを踏むことが想像以上に難しい(すごい脳トレになります)、ステップを踏むことに気を取られると手の動きがおろそかになるし、先日のレッスンでは頭と身体がついていかなくて半泣き状態でした。出来ないと悔しい、だから練習する、そして出来ると嬉しい!の繰り返しです。

ひょんなことからハマってしまったバレエですが、バレエの動きとピアノとの関連性がたくさんあって、体力をつけること以外にも、学ぶ点、参考になる点がたくさんあるのも嬉しい発見でした(何でもピアノと結びつけて考えるのはくせになっていますね)ピアノの音から音への感じ方と手指の動きは、バレエのステップからステップへの動きと類似点がたくさんあります。今はワルツのステップを教わっているのですが、ピアノでワルツを「弾く」ときに、バレエでワルツを実際に「踊る」ことでわかることがいっぱいありそうです。今はまだまだ上手に踊れませんが、いつか踊れるようになるまで頑張って練習し、そしてそれを消化して、生徒さんのレッスンに生かしていけたらなぁと思っています。

脳内イメージは「白鳥の湖」ですが、鏡に映る己の姿は「あひるのおばちゃん」の大奮闘といった感じです。でもいいんです、本人が楽しければ!! 何か目標を持って上手になりたいという気持ちを持つ事は、人生を楽しむうえで子どもでも大人でも大切なことなんじゃないかなぁと思います。

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そして、毎回のピアノのレッスンも、私がバレエのレッスンを楽しんでいるくらい生徒さんに楽しんでもらえるようもっと工夫しなくては、と改めて思いました(と同時に厳しさのスパイスを少々・・・)

「おさらい会」を一ヶ月後に控え、こちらも頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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