プレ・ピアノコースの内容を一部ご紹介します。

ピアノを本格的に始めるにはまだ早いかな?と思われる小さなお子さんにおすすめのコースです。リズム遊びや音符カードを使った遊び、打楽器を使ったリズム合奏、わらべうたを歌いながらの手遊びなどピアノ演奏の前提となる基礎力を楽しく身に付けるコースです。

プレピアノコースの教材 お手玉

わらべ歌を歌いながらお手玉遊びをすることによって、拍感が育つとともに、柔らかな指先の動きを養います。

お手玉を使って拍遊びをしたり、わらべ歌を歌いながら手遊びや指遊びをします。折り紙やあやとりをする機会が少なくなっているのでしょうか、子供たちに以前と比べて指先の器用さが感じられないのが気になりますが、お手玉を上手に扱ったり、指遊びをすることで繊細な指先の感覚を養います。これらの動きが、後にピアノ奏法に生かされます。

プレピアノコース教材(打楽器)

シンプルな打楽器でリズム遊びをすることによって、流れるようなリズム感を身に付けます。

色々な打楽器や積み木、カードを使って基本のリズムパターンを覚えます。基本のパターンを組み合わせてだんだん長くしていき、8小節のリズム楽譜を作ります。8小節をひとまとまりにとらえる力は、曲の構成を分析し、長い曲の暗譜を助ける力になります。

プレピアノコース教材(積み木)

積み木を実際に並べることで、リズムパターンを体得します。

長さを表すリズムにはいくつかの種類があります。

写真

カードを見ながら、または先生の叩いたリズムを聴き取って、大小の積み木をリズム通りに並べます。子供たちが、大好きなリズム遊びのひとつです。

プレ・コースのレッスンは、「音楽」を構成する要素をひとつひとつばらばらにして、各要素を頭で理解し、身体で体得するものです。
時間もかかり一見遠回りのようですが、自分で楽譜を読みこなす力が確実に育ちます。
当教室では、いずれは自分ひとりでも弾きたい曲を弾く力をつけることも目標のひとつにしており、ソルフェージュには充分な時間をかけて指導しています。

少しずつ積み上げてきた音楽的要素とピアノの鍵盤が、ある日ひとつにつながる瞬間、子供たちの表情が輝きます。
「あ、私もう楽譜を読んでピアノが弾けるよ!」

「もっといろんな曲が弾いてみたい!」…

これは教える側としても、とても嬉しい瞬間です。