「ピアノ工房ピアピット」さんに行ってきました!

昨日は朝から家事を早々に片付け、プリズムメンバーのKちゃんのお宅にお邪魔して、来週に予定しているプリズムの集まりの打ち合わせをしました。千葉幼稚園の空き教室をお借りして、メンバーみんなで軽くお昼を食べながら「みんなのコンサート」の打ち上げ兼新年会を予定しているのですが、会費内で美味しくてあまり準備に手がかからなくてテンションが上がるランチメニューは?とKちゃんとふたりで頭を悩ませました。

そのメニューもなんとなく決まった頃、今ピアピットさんにオーバーホールをお願いしている私のグランドピアノの話になったのですが、「ねぇ、今から見学に行っちゃう?」という流れになり、勢いで電話で見学可能か確認し「いいですよ〜」というお返事だったので、この日は早帰りのKちゃんの息子さんも一緒に印西市にあるピアピットさんへ急遽、Kちゃんの車で出かけました。持つべきはフットワークの軽い友!です。Kちゃん、車を出してくれてありがとう!!

 

ピアピットさん、入り口からして何やらワクワクするような怪しげ(笑)な雰囲気でしたが、工房の中はもっと怪しかったです(笑

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不思議な置物や飾り物のコレクション、広い工房内のあちこちにある暖かな薪ストーブ、修理中のピアノの間を悠々と歩くネコ、壁いっぱいに並んだ専門の工具類やピアノのあらゆる部品、社長が手作りしたという建物自体にも興味をそそられましたが、所狭しと並ぶピアノの数にとにかく驚きました。アップライト、グランド合わせて20台以上はあったでしょうか? 大正時代の国産ピアノや、フランスのエラールのピアノ、1800年代のドイツ製のピアノ(脚が6本?)・・・修理中のピアノ、修理を静かに待っているピアノ、修理が終わったばかりの息を吹き返したピアノ(え?これアップライトの音!?)・・・さまざまな時代のさまざまなピアノに囲まれた、めちゃくちゃ雑多(失礼!)な中にも妙な居心地の良さがある空間の中で、まだ若い職人さんたちが何人ももくもくと細かい作業をしていました。

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私のグランドピアノは鍵盤部分と弦、そしてフレームを降ろされ、木の枠だけの状態になっていました。この状態だと持ち上げることも出来ます。ピアノの音の鳴りに一番重要な関わりを持つ共鳴板は、綺麗にニスが塗り直されていました。

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となりの部屋には、降ろされた金属フレームが(これは数人がかりでないと持ち上がらない重さです)ありました。かなり埃っぽくて、色もくすんでしまっています。

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塗装がひび割れた部分にパテを塗り(黄色い部分)、平に磨いてから全体を金色に再塗装するそうです。

ピアノは木と金属と羊毛フェルトで出来ていて、部品の接着には膠を使うのだそうですが、最近のピアノは樹脂で出来た部品も使うようになったそうです。その部分を実際に見せていただいたのですが、「は〜、こんな部分に使われても気がつかないなぁ、まず目にすることのない場所だしなぁ」と思いました。樹脂製の部品のピアノ・・・うう〜ん、なんだか知ってしまったら弾きたくないかも(ものすごい偏見ですが)

やはり昔の楽器は造りが丁寧でしっかりしているし、素材(天然木)自体も何十年も使えるいいものを使っているので、消耗部品を交換して再生すればあと4〜50年は充分使用できるそうです。ということは、私のピアノもオーバーホールが終わったら一生、使えますね!

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突然の来訪にもかかわらず快く工房を案内して頂き、作業の説明を聞き(いくらでも面白そうな話はありそうでしたし、いくらでも聞いていたいくらい興味は尽きません!)、社長の渡辺さんとお知り合いの調律師さんのギターの演奏まで聞かせて頂き、なんとも楽しい時間を過ごしました。

ピアノ工房ピアピット、またすぐにでも見学に行きたいくらいの楽しいワンダーランドでした!

ピアピットさんのHPはこちらから。

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