今日のレッスン③ピアノをやめるとき
現在、高校二年生のRちゃん、幼稚園の年長さんの頃からレッスンに通ってきてくれています。
中学受験で一時中断したときもありましたが、毎月のレッスンを欠かさず続けてきました。
12月の発表会では、ショパンのワルツと、連弾でラヴェルのボレロを演奏すべく練習を重ねています。
高校へは 時間をかけて電車通学し、部活動も頑張り、そのうえピアノの練習をいったいいつしているんだろう?と感心するばかりのRちゃんでしたが、今日のレッスンでお母様から「12月の発表会でピアノを辞めたいんですが・・・大学受験の準備をしなくてはならなくて」とのお話が。
趣味でピアノを習い続ける子供たちも、いつかはレッスンを辞めるときがきます。
20〜30年前は、中学二年生くらいまで続ける子供が多かったのですが、今では小学六年で辞めてしまう子供が増えました。
年間42回レッスンがあるとして42回×6年間=252回。
この回数は、ピアノを教える側としては圧倒的に少ないです。
レッスンで教える曲を厳選するにしても、あの曲も、あの曲もいい曲なんだけどなあ〜・・・・と悩みます。
なので、レッスンをやめてしまったとしても、自分で弾きたいときに弾きたい曲の譜読みをする力と、曲想を解釈して、ふさわしい奏法で弾く最低限の力をつけてあげたいなあと思って日々、レッスンをしています。
生徒さんたちにとって、ピアノが一生続けられる趣味になってくれたら嬉しいのですが、そのために私に出来ること、やらなくてはいけないことがまだまだありそうです。
頑張らなくては。
ところで、さっきの話には続きがあります。
「妹のMは、まだ先生のレッスンを続けます。それで、今度は私もレッスンをお願いしたいんですけど・・・」とお母様。
「わ〜、そうですか。ぜひ!」
お母様のレッスン、楽しみです。
Rちゃんも有終の美を飾れるようなショパンが、12月の発表会で聴けると思います。
〜中川ピアノ教室〜
千葉市花見川区作新台二丁目(八千代台駅より徒歩15分)
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