2015年が始まりました。

あけましておめでとうございます。

今年も、生徒さんと一緒にピアノと向き合う時間を大切に、そして楽しんでいきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

今日は今年はじめてのレッスンがありました。

火曜日の生徒さんは、同じ小学校に通う二年生の女の子三人なので、ふと思いついてグループレッスンにしてみました。

まずはせっかく三人集まるのでハンドベルをしました。

腕の振り方と音の出し方をそれぞれ試したあと、順番に音階を鳴らしてみたり三つのベルを一度に鳴らして和音の響きを楽しんでみたりしましたが、それだけでもなかなかみんな楽しそうでした。

演奏する曲は「キラキラ星」と「こいぬのマーチ」の二曲にしました。6音でメロディーが出来ているので、ちょうどひとりが二個のベルを担当すれば演奏出来ます。

文字譜を見ながらドレミで歌ったあと、自分の担当する2音に◯付けをしいよいよ演奏。
写真 1

♪ ドードーソーソーラーラーソー・・・・・・・

ハンドベルは自分の出番がくるまで、拍をみんなで共有しつつメロディーを心の中で歌っていなければならないのですが、初めてとは思えないくらい上手でした。

ただ左腕は利き腕の右手より振りにくいようで、意外と腕の使い方をコントロールする練習にも良さそうです。

そんなこんなで二曲演奏を楽しんだあとは、「キラキラ星」の文字譜を五線譜に書き直すことをしました。

まずは段のはじめにト音記号を書く。

次に小節線を引き、一段を四小節に区切る。

拍子(「キラキラ星」の場合は4分の4拍子)を一段目のト音記号の横に書く。

最後の段は二重線を引く。

これで楽譜の枠が完成です。

次は、文字を音符に直します。音符の場所を確認しながら五線譜に◯を書き、四分音符なら黒く塗り棒を付け加える、二分音符なら白い◯のまま棒を足す。

ふだんのレッスンではリズムカードや音符カードを使い、どちらかというと読むことが主でしたので、楽譜をゼロから自分で書いてみることは最初ちょっと難しかったようです。が、すぐに「あ、そういうことね」と三人ともすらすら書き出しました。

この楽譜を1オクターブ高く書き直してみたり、あるいはヘ音記号譜に書き直すのもいい勉強になります。これは宿題にしようかな。

そして自分の手書きの楽譜を見ながら歌ったあとに、ぎっしりと細かい音符が書き込まれたバッハの手書きの楽譜を見せて、300年前は鉛筆も消しゴムももちろんコピーもない時代、ひとつひとつペンで音符を書いたんだよ・・・などと話をしました(昔の人はすごいね〜といいつつ、最近は楽譜作成アプリのタッチノーテーションの便利さにハマっている私です)

というわけで、今日のグループレッスンで「読み」と「書き」、両方必要なんだなということを再認識したので、ふだんのレッスンでも楽譜を書く機会をもう少し増やそうと思いました。

そのあとは、あやとりとおはじきをして遊びました。

私が子どもの頃は、ただ面白くてあやとりをしたりおはじきをしたりしていましたが、大人になって改めてやってみると、どちらも頭を使うなかなか高度な遊びだということがとても良く分かります。

日本の伝承文化の側面を持つ手遊びを楽しむ機会も作っていきたいなと思った初グループレッスンでした。

 

 

そしてこのあと振替レッスンでやってきた小学五年生のD君が、なんとあやとり名人でした!

写真 2

ささっとあやとりで飛行機を作ってみせてくれました。お見事!

私ももう少しあやとりのレパートリーを増やそうと思います。

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