魔法のリズム練習
最近読んだピアノ指導書に載っていたリズム練習が、指を早く動かすのに効果あり、です。
私も小さい頃にハノンを色々なリズムパターンで練習させられましたが、自分的にはその効果は感じられず(爆)、でも指導書を読んで、リズムパターンにアクセントをつけることで効果があると載っており、「あぁー、小さい頃の私に教えてあげたい」と思いました。
全部で11種類のリズムパターンがあり、コンクールで上位入賞を目指す生徒さんは全種類練習することとありましたが、なかなか難しいパターンも載っていたので、とりあえず3つピックアップして生徒さんと一緒に練習しています。
基礎訓練も楽しく!がモットーなので、3つのリズムパターンを
①ピーナツ
②バナナ
③フルーツと命名しました。
「ピーナツ」は、「♩ ♫ 」のリズムですが、最初の音にアクセントをはっきりとつけます(アクセントをつける指はもちろん「おへそ」タッチのしっかりした指です)
「バナナ」は、「♫ ♩」の最後の音にアクセントをつけます。
「フルーツ」は、「♪ ♩ ♪」シンコペーションのリズムですが、まんなかの♩にアクセントをつけます。
アクセントの場所を変えることで、各指が鍛えられます。
指が回らなくて上手く弾けないモチーフがあったら「はい、魔法の練習練習♪」と言って、3パターンのリズム練習をさせます。すぐに魔法がかかる生徒さんもいて、本人がびっくり!という場合もあります。
もちろん、ちょっとだけかかったかな?という場合もあり、どちらにしても「魔法が解けないように家でも繰り返し練習してね」と伝えます。ちゃんとそれを守った生徒さんの上達ぶりは、それこそ「魔法?」のようですが、実際に魔法なんてあるわけではなく、地道な繰り返し練習の賜物です。物は言いよう、ですね。