音を切る?【スタッカート】
ピアノの基本奏法のひとつにスタッカートがあります。スタッカートとは、ひとつひとつの音を切って弾く奏法ですが、「音を切る」という表現が小さな生徒さんには伝わらないこともあります。
「音」そのものは存在が目に見えないものなのに、音には「高い・低い」があり、「大きい・小さい」があり、「つなげたり・切ったり」、さらには「柔らかかったり・固かったり」するわけです。
伝わっていないなと思う時は、言葉の表現方法を変えてみたり、イメージが伝わるように小道具を見せて説明することもあります。
なめらかな絹のスカーフ、羊毛で作ったふわふわボール、自分で虹色に染めた毛糸、海で拾った綺麗な貝殻やハート型のすべすべの石、森で拾ったフクロウの羽根や面白い形の木ノ実、小瓶に詰めたキラキラのガラスビーズ・・・etc
生徒さんに見せると「わ〜!」と歓声が上がるこれらの小道具類は、私の宝物であったりもします(笑