負荷をかけるということ
最近、生徒さんたちを見ていて改めて感じるのは、ピアノの上達には、“適度な負荷”がとても大切だということです。
「負荷」と聞くと、少し身構えてしまうかもしれませんが、ここで言うのは、無理のない範囲でちょっとがんばること。
今取り組んでいる《21日間チャレンジ》も、まさにその一例です。
「毎日ほんの少しピアノに触れる」「苦手な小節だけ3回弾く」など、小さなチャレンジを自分のペースで続けていくことで、自然と力がついてきます。
また、今はちょうど発表会のプログラムもほぼ決まり、譜読みを始めた時期です。
本番に向けて長い時間をかけて曲と向き合うことも、“負荷”のひとつかもしれません。
でもその負荷を楽しみながら乗り越えていけるかどうかが、特に子どもたちにとってはとても大切な経験になると感じています。
「難しいけど、がんばってみる!」という前向きな言葉や、練習に取り組む姿に触れるたびに、“ちょうどいい負荷”が子どもたちの成長を引き出してくれているのを実感します。
これからも、一人ひとりに合ったペースで、無理なく、でも確実に力がついていくような関わりを大切にしていきたいと思っています。