譜読みの準備

転んで右ひじにひびが入ってしまって通院中のKちゃん。

完治するまでは、ソルフェージュ中心のレッスンをすることにしました。

12月の発表会で弾く連弾曲の譜読みをじっくりするいい機会です。

 

連弾の候補曲は、ワイネル作曲の「かんぱいの唄」

写真 1

力強い雰囲気のかっこいい曲です。

音域はペンタコードで、出だしの4小節以外はユニゾンと反進行で弾ける曲なのですが、ピアノ歴2年目のKちゃんにいきなりこの楽譜を見せるとちょっとビックリしちゃうかな?

 

今までは、細かい音符の楽譜は拡大コピーして切り貼りして・・・といった準備をしていましたが、今回は救世主アプリ「タッチノーテーション」のおかげであっという間に読みやすいメロディー楽譜が出来上がり(音域も読みやすくするため1オクターブ下げました)ました。

写真 2

 

レッスンでは新しい課題曲に入る前に、次のようなことをしています。

先生の弾くお手本を聴きながら、まず曲の雰囲気やイメージをふくらませます(明るくて元気な感じ・暗くてさびしい感じ・

楽しくて飛び跳ねてる感じ・重くて引きずるような感じ・・・などなど)

 

それから同じフレーズを見つけてカラー付箋を貼ったり色鉛筆で囲ったりして色分けし、全体の構成を頭に入れます。

この曲の場合、2小節が1フレーズなので A  ー  A’  ー B(bb)ー C ー B(bb)ー C’ ー・・・となります。

レッスンで一緒に息つぎの場所やフレージングを確認し、自分でブレス記号やスラー、スタッカートなどを書き込んでもらいます(なので、あえて音符のみの楽譜にしました)。

 

それから①拍子を数えながらリズムを叩いてみる。

②音をリズム通りに読む(このとき音程はつけずにただ読むだけ)。

③音程をつけて歌ってみる。

 

③までが出来るようになってから、メロディーをピアノで弾いてみます。それもまずは2小節1フレーズだけ。レッスンで8小節4フレーズまでを一緒に確認し、お家で一週間復習してきてもらいます。

ここまでしておくと、出来そうな子は自分で先まで譜読みをしてきたり、左手パートも譜読みして両手で弾いてくる子もいます。

 

全部を手取り足取り教えることはしませんが、いずれは自分ひとりで弾きたい曲の譜読みが出来るように、特に最初の1〜2年は「譜読みの仕方」を学ぶ時間を充分に取っています。

 

発表会で、 Kちゃんと楽しく「かんぱいのうた」が弾けるといいな。

 

 

 

 

 〜中川ピアノ教室〜

千葉市花見川区作新台二丁目(八千代台駅より徒歩15分)

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