発表会ごっこ

本番が近くなると、生徒さんに「発表会ごっこをしよう！」と声をかけます。

ピアノの大蓋を開け、私が名前とプログラムをアナウンスし、生徒さんは部屋の端から静々と登場し、お辞儀をして演奏。。。という本番を意識したシミュレーションですね。

お辞儀の仕方でダメ出しが出ることもあります(^_^;)

どんなに演奏が立派でもお辞儀が適当だったら台無しです。悪いお辞儀の例を私がやってみせるとすぐ納得してくれるようです。

お辞儀は「私のピアノをどうぞ聴いて下さい」という気持ちを込めて丁寧に、そして顔を上げた時にニッコリ出来ると、尚いいですね(^^)

というわけで、お辞儀する位置にニコニコ顔のマステを貼ってみたところ生徒さんに好評です。「顔を上げた時にこれと同じ顔をしてね」と言うと、みんないい笑顔を見せてくれます。これは当日の舞台の床にも貼ろうと思います。

 

そして発表会ごっこで重要なのが聴き手の存在ですが、レッスンをいつも見守ってくれているこの子たちが聴衆です（手の形を丸く整えるのに使ったり、拍を感じさせる時に使ったり、レッスンの大切な助っ人です）

この子達も会場に連れて行き、いちばん前の特等席に座らせます。

ただでさえ緊張する大舞台、少しでも見覚えのある物が目に入ると気持ちが落ち着くかなぁと思っています。

なんて、いちばんドキドキと緊張しているのは私だったりします(^_^;)