無題

金木犀の香る季節となりました。今年もなんとなくゴールが見えてきて、時の流れの速さにちょっと焦ってしまいます。

春から初夏にかけてプレ・ピアノコースに入会してくれた小さな生徒さんたちですが、それぞれのペースで進歩が見られ、とても嬉しく思います。

リズムと拍の違い、テンポの速い遅いの感覚、音の高低の聞き取り、音の強弱、リズム課題の暗記、音符の読み方、ピアノの音の出し方(=腕の力の抜き方)、指番号、ピアノの鍵盤の並び順・・・etc ちょっとずつちょっとずつ、出来ることが増えてきました。

「楽譜」を本当の意味で理解することは簡単なことではなく、外国語をひとつマスターするに等しいとも言われます。

そして「楽譜」は作曲家からの「手紙」だとも言われます。

「ピアノの森」に足を踏み入れたばかりの生徒さんに、何百年も前に書かれたバッハやモーツアルト、ベートーヴェン、ショパンの手紙=作品の素晴らしさにいつか気付いてもらえたら、そして音楽を学ぶ面白さ、奥深さ、ピアノを弾く楽しさを伝えられたらいいなぁと思いながら、毎回のレッスンの準備をしています。

 

ちょっとずつと言えば、11月に行われる「みんなのコンサート」でボディスラップの演目をひとつ増やすことになり、もっか台所で(!)自主練習中です。動作をメモして冷蔵庫に貼り、家事の合間にちょっとずつちょっとずつ繰り返し覚えています。

Jpeg

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最初は全く出来なくて我ながら覚えの悪さに嫌になりましたが、一週間もするとやっとなんとか覚えてきて(為せば成る!)、そうすると俄然面白くなってきます。今はまだ、動作と動作を点でつないでいる感じですが、これを流れるようにひと息で続けられたら・・・と思います。点から線へ流れるように、というのはピアノ演奏にも共通します。

人間の脳は、全体のたった10%しか使われていないとか。人間いくつになっても何かに新しくチャレンジすることは、とってもいい脳育なんだそうです。受験生の娘が通う塾で開かれた塾長さんの講義の受け売りです(笑

 

 

 

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