浜松ピアノツアー②
翌日は楽器博物館に行きました。館内の鍵盤楽器エリアには、200〜300年以上前の貴重なアンティークピアノが陳列されていて、その装飾の美しさに目を奪われました。きっと貴族のご令嬢やご婦人方が弾いたのでしょう。個性的な見た目のピアノもたくさんあり、現在のピアノの形になるまでに、ピアノの機能も時代に合わせて進化してきたということがわかりました。
こちらも館内はほぼ貸し切り状態だったので、スタッフのお姉さんとピアノ談義で盛り上がりました。特別にアンティークピアノの音色も聴かせて頂くことが出来ました。戦争で焼けてしまうことなく、こうして音が鳴る状態で現存しているアンティークピアノは世界で10数台ということでした。バッハ一族が弾いたであろうクラヴィコードの繊細な響き、ショパンが愛したプレイエルの華やかな響き、スタインウェイのキラキラの音の秘密などなど、興味深いお話をたくさん聞くことが出来ました。
旅の締めくくりは、浜松駅の新幹線構内にあるカワイピアノの最高峰「シゲルカワイ」の駅ピアノの試奏です。
フルサイズのコンサートピアノが駅に置いてあり、誰でも弾けるなんて夢のようです。
弾きにくる人が後を絶たず、そして皆さんとても楽しそうに弾いている姿が印象的でした。
あっという間でしたが、本当に充実した実り多い旅行でした。旅のきっかけをくれたKちゃん、完璧なスケジュールを組んでくれたもうひとりのKちゃん、ありがとうございました。
今度はカワイのピアノ工場見学に行って、憧れのクリスタルピアノをこの目で見てみたいです☺️
今回の旅行でご一緒した京都在住のスカラー先生の旅ブログもぜひ!