正 × 20 =100

スプリングコンサートも、いよいよ迫ってきました。春休みに入ったので、たくさん練習してくる生徒さんもいて、とても嬉しく思います。

当然の事ながら、練習量の増加はそのままピアノの上達に繋がります。

本番前の練習はしようと思えばキリがありませんが、あえて目安をつけるとしたら「通し練習100回」でしょうか。

そこで楽譜の片隅に「正」という文字を書いてきてね、と小学生の生徒さんたちに言いました。

一回練習したら一画ずつ書く方法ですが、面白いことに「本番までに100回練習してね」と言うと「え〜、無理〜」と答えるのに、「正という文字を本番までに20個書いてみよう」と言うと俄然やる気になるようです。100回というと漠然ですが、正×20と言うと、イメージがつかめるようです。

「先生も、ほら、ここにメモしてるんだよ」と言って、私が練習中の楽譜の隅にメモした「正」という字を見せました。

そう、先生だからといってすぐ弾けるわけではなく、練習方法は生徒さんと同じだったりするわけです。

「それじゃ、来週、正の数を見せっこしようね!」

さて、いくつ文字が並んでくるかな?楽しみです。