最近のレッスンから
コロナ禍で心身に疲れが見える生徒さんが見受けれます。「今日はなんだかいつもより元気がないな」という時は、お家でもあまり練習が出来ていなかったりする場合があるので、そんな時は無理に先に進まずにレッスン内容を先週の復習に変更したりします。
暑いだろうにきちんとマスクをし、何も言わなくても自分から教室に置いてある除菌ジェルのポンプを押す小さな生徒さんを見ると、大変な時代の中、一生懸命頑張っているなと心が痛みます。このような状況の中、生徒さんにとって少しでもレッスンが楽しく有意義な学びの時間であるようレッスン内容にも気を配っています。
最近、とても嬉しかったこと、感心したことがたくさんありました。
・オンラインレッスンを受けていた生徒さんの楽譜を見たら、私が言った注意ポイントが楽譜に丁寧に書き込まれていたこと。
・「誕生日に先生と同じメトロノームを買ってもらいました!家での練習にどう使えばいいか教えて下さい」と聞いてきた生徒さん。
・「レッスンを週2回受けたいのですが可能ですか?」という生徒さん。
・自分でピアノレッスン記録ノートを作成し、その日に新しく習った音楽用語などをまとめている生徒さん。
・普段あまり会話のない無口な生徒さんが、リズムすごろくゲームで楽しそうに笑い「もう一回やりたい!」と自分から言ってくれたこと。
・中学の合唱コンクールの伴奏者に選ばれた生徒さん、楽譜を切り貼りし読みやすいピアノパート譜を自分で作ってきたこと(今までは私が下準備としてやっていましたが、これ地味に手間のかかる大変な作業なんです)
・「宿題じゃなかったけど、自分で全部弾いてみたら出来ました!」と、レッスンの課題曲を全部通して上手に弾いてくれた生徒さん。
・シンコペーションのリズムの説明「この8分音符の裏拍と次の8分音符の表の拍をタイで結ぶとシンコペーションのリズムになるよ」。。半分冗談で「今の日本語、通じた?」と聞いたら「あ、すごくわかる!!」と答えてくれた生徒さん、頭で理解した後にリズム叩きをしたら明らかにリズムのキレが良くなっていました(すごろくゲームも一見遊びのようで実はここに繋がる必要な時間だったのでした)
準備したレッスン内容がばっちりとはまり生徒さんの反応がいいと心の中で「よっしゃ!」とガッツポーズです。そしてそれがより良い次のレッスンへの試行錯誤の活力にもなります。