ブラインドタッチ

ピアノを弾くということは、極めて複合的な作業だなぁとつくづく思います。

楽譜が読めるようになったら、楽譜に書かれた音符と指と鍵盤を連動させるブラインドタッチの練習も始めます。目線が楽譜と手元とをいちいち移動するようでは良い演奏は出来ません。鍵盤と鍵盤の距離感や指替えの感覚を基礎練習で早く身につけ、手元を見ないでも指がスムーズに動かせる生徒さんほど、楽にピアノが弾けるようになります。

この場合の基礎練習は、①2オクターブの音階を手元を見ずに弾けるようにする(レガートで弾けてもスタッカートでは弾けなくなる場合もあるので両方練習する)②三和音(基本形、展開形ともに)の正しい指使いを身につける。

最近のレッスンでも、特に力を入れて音階と和音の練習をさせています。やはり基礎に勝るものはありません。