バイエルを使って基礎力チェック!

昭和の時代の初心者向けピアノ教本といえば、この「バイエル」一辺倒でした(今は教則本がありすぎて選ぶのが困るほどです)

面白くなくてつまらない。。。なんて言われていますが、最近の教本に多い耳触りの良さに慣れてしまった耳には逆に新鮮で、クラシックならではの整った構成やシンプルな和声の良さを再認識しています。

楽曲構成を学ぶ課題に使ったり、運指のチェックに使ったり、最近高学年の生徒さんのレッスンの基礎力チェックに使っていて、その効果を感じています。

同じバイエル教本でも、版によって曲順や載っている併用曲なども少しずつ違うのですが、楽譜の読みやすさが違うのが興味深いです。

文字のフォントというのでしょうか、昔の文庫本や古い新聞などを目にすると、「え?こんなに読みにくいのよく読んでいたなぁ」とびっくりすることがありますが、楽譜にも同じことが言えて、五線の幅や音符の形(丸に近いか楕円なのか)、同じ曲でも出版社によってだいぶ違います。

標準版のバイエルの楽譜にはレトロ感を感じますが、最新版はすっきりと洗練されていて読みやすいです。

とりあえず三冊持っていますが、お店にはもっとたくさんの種類のバイエルが並んでいると思うので、冬休みに見に行こうと思います。

 

 

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掛け算九九のように