テキスト選びと和音の練習
少し大きめの楽器店やピアノショールームに行くと、お店の壁一面が楽譜の棚になっており、導入期の教本から超上級の憧れの曲、アニメやポップスのアレンジ楽譜など、難易度別、作曲家別、出版社別などに分かれズラリと並んでいます。
レッスンで使用する教本選びはとても難しく、いつも本当に悩みます。教本の中の「この一曲」だけをレッスンに使いたい場合も多々あります。
以前「レッスンに使う曲だけが一冊になった楽譜があればいいのに」という大人の方がおりましたが、どうしてそういう楽譜がないかというと答えは簡単で「色んな楽譜を出版して売らないと出版社の人が困ってしまうから」ですね。
先日、ピアノショールームでテクニック系のテキストを買い足しました。テクニック系の教本はハ長調が多いというのが難点でしたが、全調のものや、究極にシンプルな音階と和音の教本を見つけ、レッスンに取り入れてみようと思います。
テクニックの基礎は音階と和音だと思っているので、それを徹底的に指に覚え込ませてほしいのですが、いかんせん面白味にかける基礎練習、いかに生徒さんに取り組んでもらうかが課題です。
今は和音に取り組んでいるのですが、「六の和音」と言っても全く記憶に残らなくても、「右手のオッケー👌の指とキツネ🦊の耳の指で和音を作ってみよう!」というと、面白がって興味を持ってもらえます。