お手玉と拍遊び

 

最近、ソルフェージュでお手玉を良く使います。

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ひとつめの使い方としては、拍感を感じるための使い方です。

まずは、歌いながらで両手でキャッチボールするよう(体の前で8の字を書くように)にひとつのお手玉を投げます。

このとき歌う歌は、「♪ もしもし かめよ〜 かめさんよ〜」の付点のリズムが拍に乗りやすいようです。

リズミカルに上手に出来たら、お手玉をふたつやみっつに増やします。するとお手玉の重さで自然と拍が遅くなるので、軽快なテンポと重いテンポの違いを感覚的に感じてもらうことが出来ます。また、ふたつやみっつのお手玉をつかむ指はピアノを弾く指の形につながりますし、腕全体の力を抜くことも実感できます。

 

ふたつめの使い方は、ひじから先の動きの運動です。

「♪ あんたがたどこさ」に合わせて、向かい合った先生や輪になって座った友達の手の平に渡して行く遊びです。相手と拍を共有していないと最後まで巧く歌が流れないし、慌てると落としてしまうことも。

左手に乗せたお手玉を右手でぽんぽんとはずませ「♪ あんたがたどこさ ひごさ」の「さ」で右隣へ回すようにするとがぜん難易度と面白さがアップします。

これもお手玉の数を増やしたり、逆回りで遊ぶこともありますが、どの生徒さんも楽しそうです。

 

みっつめは、指を良く開き、そしてしっかり掴む動きです。

「イモ イモニンジン イモニンジンサンショ・・・」という数え歌に合わせて、お手玉を掴んでは投げる動きを繰り返します。最後の「トーナス」では、なんと片手で10個のお手玉を掴むことになります。

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グループレッスンのときのお手玉の数がちょっと足りないので、手作りしました。

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中身は小豆とジュズダマです。小豆のシャンシャンという優しい音や持った感じの柔らかさも好きなのですが、ジュズダマのチャッチャッという乾いた音はまるで打楽器のようで、扱っていてとても楽しいです。面白いことに生徒さんに「お手玉選んで」というと、必ずといっていいほど中身がジュズダマのお手玉を選びます。

 

このジュズダマ、ネットでずいぶん探し、やっとたどり着いた漢方薬屋さんで砕く前の粒の状態で売ってもらいました。

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ひとつかみ分、残してあるのでもう少し暖かくなったらプランターに蒔いてみようと思います。秋に収穫できたら楽しいなあ。

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