「あ」じゃなく「お」

先日、新聞を読んでいて「あぁ、いい話だなぁ」と感動したのが第6回「わたし遺産」の大賞を受賞したあるお母様のエッセイです。

まだ幼かった息子さんがお母さんに「あじゃなくて、おって言って」と、お願いしたという内容のエッセイなのですが、その言葉に込められた息子さんの気持ちと、深い意味に感心しました。

エッセイはこちら→第6回「わたし遺産」大賞受賞作品

「あ」というひと声のあとにくるのは、「あ、もう、だめでしょ」とか、「あ、違うでしょ」という否定的な言葉が続きますよね。

反対に「お」というひと声のあとには「お、いいね」とか「おー、すごいね」など、誉め言葉が続きます。

実はレッスンでも生徒さんが弾いている途中で思わず「あ」と声を出してしまいそうなことがあり、その声を呑み込むことがよくあります。感覚的にそれはなんとなく良くないなとは感じていたのですが、そうか、こういう理由だからかとものすごく腑に落ちました。

「あ」じゃなく「お」。。。幼い息子さんのその言葉に込められた意味に気付いたお母さん。仕事に家事にと毎日忙しいお母さんにとって、それは大事なことに気付かせてくれた大切なおまじないの言葉になったそうです。